共通オプション, common options

GMT全てのコマンドで同じ意味を持つオプションを列挙する.
特に重要なものについては,別ページに記載.

-J Select map projection

proJection の J(?).図法を選択するために用いる.複雑なので -Jオプション に詳細.
図を描く時は必須.上書き(-O)するときは -JM のように省略しても問題ない.

-R Specify Region of interest

Region の R.図の表示範囲,地図なら緯度経度などの範囲を設定する.-J,-B に並んで必須.
全く同じ範囲で上書き(-O)するときは -R のように省略しても問題ない.

-B Specify map frame and axes parameters

軸目盛り,grid,目盛りラベルの間隔,図のタイトルなどなどを設定するためのオプション.
相当なバリエーションを持つ.
詳細は別ページ

-P Select Portrait orientation

version 6 以降では基本使わない.
Portrait の P.GMT ではデフォルトで Landscape (横向き)で図を描くようになっており,それを縦向きにするオプション.
サイズが用紙内に収まり, ps から eps または pdf に変換するなら結局変わらない気もするが,一応毎回つけている.

-K Append more PS later

version 6 以降では基本使わない.
Postscript をこのコマンドで閉じず,さらにこのあと上書きする時に使う.最後に plot するコマンド以外につける.
大抵は1行の描画コマンドだけで済まないので,これもほぼ必須.

-O Overlay plot

version 6 以降では基本使わない.
Overlay の O.直前のコマンドで生成した Postscript にさらに上書きして plot する時に使う.
これら -P, -K, -O は

gmt ..... -P -K > hoge.ps # 最初の出力
gmt ..... -P -K -O >> hoge.ps
gmt ..... -P -K -O >> hoge.ps
...
gmt ..... -P -O >> hoge.ps # 最後の出力

のように使うのがいつものパターン.

-V Run in Verbose mode

Verbose の V.実行後にメッセージが出力され,読んだデータ数が適切かを確認したり,警告を表示できるようになる.

-f

読み書きデータの座標系の種類の指定.Cartesian coordinates か Geographic coordinates か Calendar Time なのかを明記する.
input (-fi) のとき は主に第何列が何のデータかを示し,output (-fo) については出力ファイルの座標系を指定する.-fog で出力ファイルを Geographic coordinates にする.

その他

頻繁に使うようになったら更新.

参考


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Last-modified: 2019-06-06 (Thu) 14:56:46 (1953d)