Attributes メモ †
GMTコマンドの中で,manを読むと
gmt pscoast [other options] -Wpen -Gfill
というような表記が出てくる.
このpenやfillは,線や色のスタイルを統一された記法で表現できるようにしているattributesであり,これらの記法を覚えると様々なGMTコマンドで使える.
pen attributes †
penは
-W1p,red,- # -W はoptionの識別子
+pthin,blue,..- # +p はoptionの識別子
のように,互いに "," で区切られ,[width],[color],[style]の3つの属性からなる.
それぞれデフォルトの設定で良い場合は省略可能.例えば-W[color]など.
width †
数値に[p,c,i](ポイント,センチメートル,インチ)のいずれか追加して太さを指定するか,キーワードで表現する.
数値のpciのいずれも付記しない場合は(デフォルトでは)ポイントを意味する.
キーワードには,細い方から順にthin, thick, fatとこれらの比較級・最上級の単語で9個,さらにfaint(線なし), default, obeseで合計12個ある.
最も太いobeseは18pで,thickは1.0p, defaultとthinnestは0.25pになっている.
確認用に図を作成してみた.ブラウザ上ではpngに変換し縮小表示しているので,実際に出力されるPostScriptファイルでの太さは異なる.
同じ図を作成するスクリプトは
ex_thickness.shから.
color †
色の指定方法は5種類あるが,ここではキーワードで指定する方法に絞る.
数多くのキーワードの中からいくつか絞って図にしてみた.

style †
- solidやdashedなどのキーワードを入れる
- "-", "." の組み合わせで表現する
- 実線と空白の長さを "_" で区切って指定する
のいずれか.下に図を示す.