GMT 概要 †
GMTとは? †
Generic Mapping Tools の略.
ハワイ大学や NOAA やその他の方々によって開発されている.
概要は下記リンク先を参照.
地形・地理に関係する図の作成を簡単に美しく作成できる無料のソフトウェア.
ソフトウェアといいながら,CUI で PostScript を作成するので煩わしさはない.
また,海岸線データ等はインストールの時点でファイルに含まれており,適切にパスさえ通していれば利用できる.
学習コスト・学習方法 †
Shellscript を知っていれば学習コストは低い.
ただし全てコマンドラインで行うためにオプションが相当多い.
オプション等を全て覚えることはほぼ不可能であり,使用したコマンドをメモに残し,その都度メモを参照するのが効率良い.
解説書は少ないが,公式のマニュアル,チュートリアルが充実している.
【追記:2020年】 Documentation が新しくなった.
The Generic Mapping Tools Documentation
コマンドごとの早引き的なものは自分専用に作っておいた方が良いと思う.
バージョンについて †
【追記:2020年】今は v6.0.0 以降を使用している.
version 5から syntax が変わり,例えば
pscoast [option] [hogehoge] ... # GMT 4 以前
gmt pscoast [option] [hogehoge] ... # GMT 5 以降
のように,全て gmt を最初に付すことが必要になった.
このため,GMT4 以前と GMT5 以降の互換性はあまりない.
5が4風に書かれたものをうまく解釈してくれるときもある.
インストール †
Ubuntu でのインストール方法はここに.
出力ファイル形式である PostScript を見るためには Ghostscript のような viewer が必要.
Ubuntu の場合は最初から gs が使えるはず.