grdconvert コマンド メモ

公式doc → grdconvert
grdmath のように演算をしたいわけではなく,単にファイルのフォーマット変換をしたい場合に使う.

GMT のファイルフォーマットの識別子

Format Identifier に書いてある通り,GMT でサポートしているフォーマットの種類はたくさんある.
GMT のコマンドでは識別のため,ファイル名の後に =cf や =nf などを付ける.

使用例

grd の format 変換

nf フォーマット(NetCDF, 32-bit float)から bf フォーマット(GMT native, C-binary 32-bit float)に変換したいとき.

gmt grdconvert input.grd=nf -Goutput.grd=bf

input ファイルの方は何のフォーマットか自動で認識できればよいので, =nf は付けなくても大抵問題なく実行できる.

Cartesian Coordinates -> Geographic Coordinates

x,y に緯度経度が入っているのに Geographic Coordinates として扱ってくれない時は

gmt grdconvert hogehoge_cartesian.grd -Ghogehoge_geographic.grd -fog

のように -fog をつける.この -f は grdconvert のオプションではなく共通オプションで,grdmath や grdcut でも使える.-fi は入力, -fo は出力ファイルを指し,-fog とすることで出力ファイルを Geographic Coordinates として出力するという意味.
当然 x,y の情報が緯度経度になっていないとエラーを吐くので,その場合は変換が別途変換が必要.


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Last-modified: 2024-05-19 (Sun) 18:13:47 (144d)